隗（かい）より始めよ

こんにちは。幹細胞美容鍼®事務局です。
今回のテーマは、「隗（かい）より始めよ」です。

こちらのブログでは、新しい美容鍼メソッドであり、鍼灸師・鍼灸院の経営安定化ビジネスモデルである幹細胞美容鍼®の内容や経営改善、さらに関連する情報などをご提供しています。

鍼灸師として成功したい方、食えない鍼灸師を卒業したい方、鍼灸院の売上改善をしたい方必読です！

「隗より始めよ」とはどういう意味？

昔の中国大陸にあった、「燕」という国での出来事から生まれた格言です。

隗（かい）とは人名なのですが、燕の国の王様が優れた人材をどうすれば見つけられるのか悩んでいる時に、隗が以下のように進言しました。

「王様が、本当に優れた人材を集めようと考えているのであれば、まずは私みたいに取り柄もないような人間を大切にして登用してください。こんな私（隗）のような人材でさえ抜擢されるのであれば、優れた人間ならばもっと重宝してくれるはずだと評判になり、どんな遠くからも足を運んで集まってくるに違いありません。」

王様はこの進言を採用し、隗を大切に扱ったことから、素晴らしい人材が数えきれないほど集まったと言われています。

2,000年以上前の格言は今でも当てはまる

燕の国があったのは紀元前300年頃ですので、今より2,000年以上昔のことです。

有名な漫画「キングダム」の頃のお話ですね。

そんな昔の格言ですが、今の時代でも本当に重要だと思います。

むしろこの重要なことを蔑ろにしてしまっている人こそ、現代でもうまくいっていないとさえ感じています。

少し乱暴ではありますが、「隗より始めよ」を短く捉えてみると、「目の前の人を大事にしよう」ということだと思います。

例えば、

鍼灸のお客様に対しても、広告を沢山使えば多くの新規客が来てくれるからそれでよいでしょう。

というのでは、短期的には良いかもしれませんが、だんだんと人の気持ちが離れていき、長続きしません。

最初は１人のお客様でも、真摯に施術を行い、アフターケアも丁寧に行うことで、長く通っていただけるようになります。

また、人としても信頼してもらえれば、お客様のご家族や友人など大切な人を一番に紹介してくれることになるでしょう。

これは、治療院のスタッフに対しても、もちろん同じことが言えます。

「辞めてしまったらまた雇えばいい」という気持ちではなく、一人一人に情熱を捧げていくことが大切です。

お客様にだけいい顔をして、スタッフを邪険に扱ってしまっていたとしたら、そのスタッフは絶対に家族や友人を院に通わせようとはしないでしょう。

逆にスタッフから信用を勝ち取れるのであれば、お客様を連れてきてくれるかもしれませんし、別のスタッフ候補を連れてきてくれる可能性もあります。

格言やことわざは、言葉としては難しいものもあるかもしれませんが、やはりずっと残っているものですので、普遍的に大切なことが多いです。

目の前の人、そして、目の前の仕事に対して、１つ１つ丁寧に取り組んでいけば、必ず何かにつながります。

今日の自分の言動・行動は大丈夫だったか、振り返ってみて、明日に生かしていきましょう。